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ニスモLMGT1 18インチ リフレッシュでフルオーバーホール修理

2019年3月16日
ニスモLM GT1の18インチです。
このホイールもかなり古い物で、R32、R33のGT-Rの時代の定番ホイールだったので、20年、25年前の物になりますね。
20年以上は経っているホイールなので、経年相応の傷みはありますので、今回リフレッシュでフルオーバーホールご希望で茨城県からご依頼いただきました。




◎インナーリムのブラック再塗装
インナーリムの塗装を剥離、回転研磨で素地を整えて、元色と同じ半艶ブラックをパウダーコートです。





◎アウターリムのポリッシュ加工
アウターリムは回転磨き+バフ磨きでポリッシュにします。普通はこれでポリッシュとして完成ですが、当社の場合はここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、ハブ目やムラのない綺麗な鏡面にまでもっていきます。
仕上げのクリアーはもちろんパウダーコートクリアーです。





◎ピアスボルトのシルバー再塗装
ピアスボルトも元々がシルバー塗装されていますので、同じく仕上げます。
元の塗装を剥離し、1本1本ブラスト研磨で素地を整えます。
塗装はパウダーコートでも良いのですが、今回のピアスボルトは6角穴付き内溝タイプで、パウダーコートは塗膜が分厚いので、締め付け工具がきつくなり、工具の当たり傷が付いたりしますので、塗膜が極薄で強度も強いガンコートを使います。




◎ディスクのシルバー再塗装
元の塗装を剥離、ブラスト研磨からバレル粗研磨にかけて塗装の下地を作り、シルバーでパウダーコートです。




焼き付けてシルバーを硬化させます。
センターのナットホールの面は、製造時(元々)は旋盤切削ポリッシュで、同じく旋盤切削ポリッシュでも出来ますが、旋盤切削ポリッシュ後のクリアーはウレタン塗装のクリアーになるため、どちらかと言うと弱いです。
この部分をブラッシュドの要領での切削にすると、クリアーも丈夫なパウダーコートクリアーが使えますので、丈夫で長持ちします。
センターナットホール面のシルバーを剥ぎ落しながらブラッシュド目を入れます。元々の旋盤切削に似せるために細かめの目にします。
最後にパウダーコートクリアーを丸塗りします。






◎組付けをして完成です










スポークにはNISMOのロゴシールがありますが、これはユーザー様ご自身でご用意&貼り付けされるという事でした。