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BBS RSの17インチをリム交換で18インチ化とバレル研磨でオールポリッシュ加工

2020年6月17日
BBS RSです。

17→18インチのリムでリバレルされている物で、今回サイズ変更でリム交換と併せてバレル研磨でのオールポリッシュ加工ご希望で茨城県よりご依頼いただきました。

現状ですでに17→18インチのダブルステップリムでリバレルされていますが、ピアスボルト面を広くしてインチアップしているタイプで、前後2本づつでステップの形状も違うリムが使われています。

ピアスボルト面を広くしてインチアップのタイプは見た目無理矢理感があるので、当社では主にはステップの幅を広くとってインチアップになる形状のダブルステップリムを使います。




リバレルリムアメリカ手配で、早くても1ヵ月程はかかりますので、先に発注を済ませ、入荷までの間に他の出来る事を進めておきます。

ディスク、ワッフルプレート、6角キャップ全てポリッシュにします。

元の塗装を剥離し、サンドブラスト研磨を行います。



バレル粗研磨投入前の下地研磨を施します。

この下地研磨の良し悪しがそのまま仕上がりに直結する一番重要な工程で、トータル作業時間の多くを占めます。

逆に言うと、この段階の作業が完璧であれば、以降の工程全て1発で決まります。




バレル粗研磨へ投入します。



最後に満を持してバレル仕上げ研磨へ投入します。

最初の工程の下地研磨がしっかり行えていれば、1発でここまで光ります。

ウインドウ(メッシュ間)は下地研磨を施していませんが、素地が良いのでウインドウ内もついでにこの程度までは光ります。




ワッフルプレート、6角キャップも同時進行させます。






クリアー塗装するかしないかはお好みで選択自由です。

ポリッシュの鏡面感を重視するならクリア無しが綺麗ですが、保護膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りは、DIY手磨きで復活はしますので、定期的にメンテナンスしながら維持させる必要があります。

一方クリアー塗装をすると保護膜になるので酸化白濁りはしませんが、いずれ素地とクリアー膜の間に水分が混入し、白錆びは出てきます。

白錆びはDIYでは対処しようがなく、今回の作業のやり直しになります。

以上のように、ポリッシュのクリアー有り無しはどちらも一長一短ありますので、詳しくは「ホイール鏡面ポリッシュのクリアー塗装有り無しの比較/手入れ」で参照下さい。

今回はクリアー有りを選択されましたので、クリアーをパウダーコートします。





リバレルリムの入荷です。

アウターリム3.0j/4.5j



インナーリム5.0j



アウターリムはバフ磨きの状態で入荷しますのでそのままでの良いのですが、バフ目や擦れ跡などはあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。

リムもディスク同様にクリアー有りですので、クリアーをパウダーコートします。




インナーリムはグロスブラックご希望なので、脱脂洗浄をしてからグロスブラックをパウダーコートです。




全ての作業が完了し、組付けて完成となります。