メーカー供給停止ハンマーナイフモアと同じ継承部品を調べて対応
メーカーや機種によって年数は異なりますが、メーカーも発売から一定年数が経過すると部品の製作をストップし、供給不可として対応しないという状態となります。当社に寄せられるお問い合わせでも部品を探してほしい、というものが年々増加しています。
今回お客様からいただいたお問い合わせの一連の対応を掲載いたします。
〜お客様の状況〜
機械 : コマツゼノア製 ハンマーナイフモア ZHM1510
製造番号 : 不明
異常個所 : 足回り部品の走行モーター 右
状態 : 異音からの動作せず 近くの修理業者からは内部ギアの著しい破損あり
上記の状態から修理が難しい状況が予測された為、リビルド部品、または新品の購入を勧めたところ、メーカーには既に聞いているが部品供給停止機種なので、と購入できなかったとの事でした。話の中で少し気になったのでお客様に「メーカーへの問い合わせの際に”ZHM1510用の走行モーター”と尋ねましたか?」と聞いたところ、間違いなくZHM1510用が欲しい、と伝えたという事です。メーカーでは問い合わせの際に供給停止機種のキーワードが出た場合に次世代機種に継承された同じ部品があっても、「供給停止」と言う場合も多い、と聞いていたので当社で調査する事になりました。
この調べ方は簡単です。ZHM1510のパーツリストに載っている「部品番号」と、次世代機種のZHM1520のパーツリストに載っている「部品番号」が同一であれば同じ部品という解釈でほぼ相違ありません。
▼ZHM1510のパーツリスト

▼ZHM1520のパーツリスト

▼比較部分の拡大

今回のお客様については、適用号機に注意書きがされている部品で、製造番号の確認が必要だったため、後日確認の上で連絡をいただくことという形での対応となりました。
供給終了機での部品継承がされている物もあります。その調べ方は上記のように次世代機種のパーツリストとで部品番号を照合する事で確認できます。
メーカー、機種によってはパーツリストもメーカーHPから無料ダウンロードできる物もあります。
古い機械でもメンテナンス次第で機体寿命は伸びます。更なる延命については上記のような手法もございますのでご紹介いたします。
ハンマーナイフモアについてお困りの事がございましたらお気軽にご相談ください。