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BBSLM18インチホイールの色変えガンメタ塗装+リム交換(幅太く)

2022年12月8日
BBS LMの18インチホイールです。

元々ディスクはゴールドのタイプで、それをガンメタへ色変え塗装と併せて、リム交換リバレル加工でサイズ(リム幅)を太くとご希望で、福岡県よりご依頼いただきました。



リバレルリムは発注から入庫まで、早い場合で1.5ヵ月程、遅い場合で3ヵ月程、部材在庫無しの場合は納期未定と場合もあり、今回は約5ヵ月程かかって入庫しました。




LMは元々はアウターリム/インナーリムが一体の2Pリムですが、リム交換する事によりアウターリム/インナーリム別々の3Pとなります。

構造的に元々2Pの場合は、ディスクの嵌合部分(リムの引っ掛かり)はリム1枚分の厚みしかありません。





リム交換で3Pになる事で、リム2枚分になるため、インナーリムが嵌合に引っ掛からなくなります。




インナーリムは引っ掛かりがなくピアスボルト&ナットだけの固定となり、余程じゃなければズレるという事は無いかもしれませんが、ご希望によりアウターリムと溶接する事は出来、今回は溶接固定ご希望でしたので、仮組でセンター出しをした状態で、溶接をします。



インナーリムはブラックご希望なので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。




リバレルリムのアウターはポリッシュの状態で入荷しますが、多少擦れ跡のような物はあるので、鏡面ポリッシュ仕上げの場合は、自社で磨き直して綺麗な鏡面ポリッシュにし直しています。

ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。

判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜(クリアー膜)が無いので、徐々に酸化により白ボケしてきます。

酸化白ボケはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白ボケはしませんが、クリアー塗装無しの状態に比べると2割り程輝き感が引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。

白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去出来ませんので、DIY処理は出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回はクリアー塗装有りご希望でしたので、インナー含めてリム丸ごとクリアーをパウダーコートします。




ディスクはガンメタへ色変えしますので、元の塗装を剥離、ブラスト処理後に今回ご希望のダークグレイスパークルをパウダーコートします。

ダークグレイスパークルは濃い(暗い)ガンメタの中では一番人気のカラーです。




焼付け硬化後にクリアーをオーバーコートします。




ピアスボルトは再メッキご希望でしたので再メッキ加工をします。

当社で再メッキ加工したピアスボルトは、以降の腐食防止の目的で、パウダーコートクリアー塗装で保護するようにしています。




あとは組付けをして完成となります。