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BBS スーパーRS 18インチ リム交換リバレルでサイズ変更+フルオーバーホール修理

2019年9月22日
BBSスーパーRS18インチです。
リム交換リバレルでサイズ変更と合わせてフルオーバーホールご希望で北海道よりご依頼いただきました。
現在のサイズはフロント用8.0j、リア用9.0j、それをフロント用9.0j、リア用10.0jへそれぞれ1.0jづつアップします。
スーパーRSのリムはアウター/インナーが一体の2Pリムですので、アウターリムだけもしくはインナーリムだけを交換と言う事は出来ませんは、アウターリムとインナーリムの境目を旋盤でカットして切り離す事で、それが可能となります。今回はこの方法でアウター側をカットして切り離し、アウター側を交換し、インナーは純正を再利用します。




◎旋盤でアウター側をカット
インナーリムは純正を使いますので、アウター側を旋盤でカットして切り離します。
切り離したアウター側は再利用は出来ませんので、純正リムを残しておきたい場合は、この方法はNGです。



インナーリムはブラックにするので、元の塗装を剥離し、回転研磨で塗装の下地を整え、グロスブラックをパウダーコートです。






◎ディスク・プレートのシルバー再塗装
ディスク、ワッフルプレートは色変更はせずにシルバー再塗装します。
元の塗装を剥離、サンドブラスト研磨後にバレル粗研磨にかけ塗装の下地を作ります。




1コート目、シルバーをパウダーコート。




焼付けて一旦硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコート。






もう一度焼き付けてディスク、ワッフルプレートのシルバー再塗装完成。




◎アウターリムのポリッシュ+クリアー塗装
元々のアウター側は、フロント用8.0jもリア用9.0jもアウターは同じ1.0jでした。
インナーがフロント用7.0j、リア用8.0jで、アウターは同じでインナーの太さ差のJ数違いでしたので、アウター2.0を4枚発注します。
リバレルリムは海外発注で、早い時でも1ヵ月程はかかります。遅い時ですと2ヵ月、それ以上の時もありますが、今回は1ヵ月程で入荷しました。
もちろん新品でバフ磨きの状態で届きますが、バフ目や光沢のムラ、擦れ等はあるので、入荷後に自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面にします。
クリアーの有り無しは選択ご自由で、今回はクリアー有りご希望でしたので、クリアーをパウダーコートします。





◎ピアスボルト交換
元々はアウター/インナー一体の2Pリムですが、リム交換後はアウター/インナー別々の3Pになるため、元々のピアスボルトでは長さが足りません。
元々が3PのRSの純正ピアスボルトをご用意するか、純正に拘っていなければ社外のピアスボルトですと長さはたります。




◎組付けて完成









センターの6角キャップはバレル研磨にてポリッシュ加工にしております。




◎サイズのおさらい
●元々 フロント用8.0j+37/リア用9.0j+42

●リバレル後 フロント用9.0j+24位/リア用10.0j+30位
さらに、3Pになる事でリムの厚み分約5㎜程もマイナスになるためフロント用は+19位、リア用は+25位になります。
厳密には、太さもリムの厚み分約5㎜程余分に太くなるので、フロント用は9.2j、リア用は10.2j位と言う事になります。