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タイヤショベル用の製作エッジご依頼時に注意すべき3点

2021年3月2日
タイヤショベル用製作エッジについての基本情報および注意事項をご案内します。



タイヤショベルには小型から大型、更に専用プラウなど用途に合わせた機種やアタッチメントがあります。

そのいずれにも共通するのがエッジです。このエッジは路面と擦れ合う事で摩耗する消耗品です。現状既製品として販売されているタイヤショベルはメーカーや機種によって使用するエッジが異なります。縦・横・厚みのサイズや取付ボルトの間隔などは多岐にわたります。更にブルドーザー用エッジを転用したりと種類も多いので、購入する際に確認事項の多い部品です。

今回ご案内するのは、製作エッジに関する注意事項です。

製作エッジはその名の通り、縦・横・厚みのサイズや取付ボルト間隔を指定して作るエッジとなります。海外製のタイヤショベルなどでは規格が違う事もあり、当社でも稀に注文をお受けすることがあります。

ただ、この製作エッジには注意しなくてはならない点も多く抱えています。

<製作エッジご依頼時に注意すべき3点>

① 価格:通常販売されているエッジよりも高額となってしまいます。

② 納期:都度製作となるため、物が届くまでに時間がかかってしまいます。

③ 長さ制限:製作できる長さは概ね「最大2メートル」までとなります。これはほぼ必須項目となる焼入作業用の窯に入るサイズが2メートルまでであるということ、焼入なしの場合は摩耗速度が著しく、交換頻度が高くなります。また、交換時の重量も重くなるので作業性もあまりよくありません。大型タイヤショベルのエッジが3分割や4分割になっている理由と重なってきます。

当社では、できる限り従来型のエッジを加工すること、場合によっては従来型のエッジが使えるようにバケット側を改良することをお勧めしています。

エッジについての疑問がございましたらお声がけください。