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運搬機用/コンバイン用/除雪機用ゴムクローラーのゴム厚さについて

2021年4月8日
当社では多くの機械に対応するゴムクローラーを販売しています。



バックホウやキャリアダンプを含めた運搬機用ゴムクローラー
農業機械コンバイン用ゴムクローラー
除雪機用ゴムクローラー

国内で販売されているゴムクローラーは大別するとこの3種類に分かれます。
上記3種については接地面形状(ラグパターン)をはじめ生産されているサイズなども異なっています。

それぞれ取り付けする機械の主たる目的によってゴム厚さが変わります。
よくお客様から

「切れないように厚いゴムクローラーを探してほしい」

というご意見もいただくのですが、実は

「厚いゴムクローラー = 切れないゴムクローラー」

ではないです。
現在販売されているゴムクローラーは内部に切れ目のないスチールコードが埋め込まれており、断裂からゴムクローラーを守っています。
ゴム成分が同様であれば破損リスクはさほど変わりません。逆に薄いゴムクローラーを取り付けるように設定されている除雪機に厚いゴムクローラーを取り付けた場合、除雪機足回りの過度の負担をかけ、結果機械トラブルを生んでしまいます。

運搬機用、コンバイン用、除雪機用の3種があるのはそのためです。
それぞれの機械重量や主に走行する場所などを考慮し、柔らかい(薄い)もしくは硬い(厚い)ゴムクローラーを採用しています。
柔らかいゴムクローラーのメリットは不整地でのグリップ性能が高い反面、硬い路面では摩耗しやすいという特徴があります。硬いゴムクローラーはこの逆です。

これを踏まえると除雪機用と運搬機用に違うものが採用されている理由がわかります。

当社ではお客様のちょっとした疑問についても可能か限り真剣にご回答いたします。
お気軽にお問い合わせください。