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OZフッツーラ18インチをフルオーバーホール再塗装/リム交換リバレル加工

2020年9月9日
日産Y32シーマ装着のOZフッツーラ18インチホイールです。

最近はOZフッツーラ=リム交換、と言う位リム交換が多いホイールの一つです。

今回もフルオーバーホール再塗装と同時にリム交換リバレル加工で太さ、オフセットも変更ご希望で、宮城県よりご依頼いただきました。


リバレルリムは、発注してから入荷するまでに、早ければ1ヵ月程、遅い時だと2ヵ月、3ヵ月かかる事もありますので、先に発注を済ませ、入荷までの間に他の出来る作業を進めておきます。

今回リムは、アウターもインナーも両方交換しますので、ディスクとセンターキャップの塗装を先に済ませます。

元の塗装を剥離、ブラスト研磨後にバレル粗研磨で塗装の下地を作ります。




まずは、1コート目にシルバーをパウダーコートします。




焼付けてシルバーを硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートします。






もう一度焼き付けてディスク、センターキャップのシルバー塗装完成です。



リバレルリムの入荷です。
今回は1ヵ月程で入荷しました。




リムの仕上げに入ります。
インナーリムはグロスブラックにするので、脱脂洗浄後にグロスブラックをパウダーコートです。




アウターリムはバフ磨きの状態で入荷しますが、バフ目や擦れ跡等はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面にします。



ポリッシュのクリアー有無は必要に応じて選択出来ます。

クリアー有りのメリット

クリアーが保護膜になるので、酸化白ボケは起こりません。


クリアー有りのデメリット

クリアーと言えども塗膜分僅かな濁りは出来ます。

飛び石等の跡から水分が混入し、いずれ白錆びが出てきます。

白錆びはクリアーの下のアルミ素地に出来ますので、解消するにはクリアーを剥離して素地を磨き直す必要があるので、DIYではどうにも出来ません。


クリアー無しのメリット

クリアー塗膜が無く、無垢の鏡面なので、鏡面感はクリアー有りより良いです。


クリアー無しのデメリット

保護膜が無いので、徐々に酸化により白ボケしてきます。

酸化白ボケは市販の研磨剤でのDIY手磨きで復活はするので、定期的にDIYメンテナンスしながら維持していく事になります。


以上のようにポリッシュのクリアー有無はどちらも一長一短なので、何を重要視するかでどちらにするかを決めていきます。

今回はクリアー有りご希望なので、クリアーをパウダーコートします。



これで全ての作業が完了し、組付けをして完成となります。








サイズについてですが、元々のサイズが4本通しで9.5j+45(アウターリム1.5+インナーリム8.0)、これをフロント用10.0j-12.15(アウターリム4.0+インナーリム6.0)、リア用11.0j-37.55(アウターリム5.5+インナーリム5.5)になりました。