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BBS LM 18インチディスクのブラッシュド加工と併せてリバレル

2022年11月26日
BBS LMの18インチホイールです。

ディスクのブラッシュド加工と併せて、リム交換リバレルご希望で、宮城県よりご依頼いただきました。

お客様の方でリムと分解され、ディスクだけでお預かりしました。

タイミングが重なり、LMのリム交換リバレル同時に4セット進行です。

リバレルリムの納期は、早い時で1.5ヵ月程、遅くて3ヵ月程、部材在庫無しの時は未定の時もあり、今回は3ヵ月程で入荷しました。




LMは元々はアウター/インナー一体の2Pリムですが、リム交換リバレル後はアウター/インナー別々の普通の3Pとなります。

ディスクの嵌合(リムの引っ掛かる段差)は元々が2Pリムのため、リム厚1枚分が掛かる程度しかありません。





リム交換リバレル後はリム圧2枚分になり、インナーリムが引っかからなくなります。



今回は溶接固定無しご希望でしたが、ご希望により、インナーリムがズレないように、このようにアウターリムとインナーリムを溶接固定する事は出来ます。



溶接ご希望の場合は、溶接してからリムの仕上げ作業を行いますが、今回は溶接無しなので、個別に仕上げをしていきます。

インナーリムはブラックご希望なので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。

アウターリムは鏡面ポリッシュご希望で、リバレルリムのアウターはバフ磨きで入荷するので、そのままでも使えはしますが、多少バフ目や擦れ跡はあるので、自社で磨き直して綺麗な鏡面ポリッシュにします。

ポリッシュに対してのクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。

判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割り程輝き感が引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白ミミズ錆となります。

白ミミズ錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回は鏡面感重視でクリアー塗装無しご希望です。

ディスクはブラッシュド加工ご希望でしたので、元の塗装を剥離し、ブラスト処理からブラッシュド加工をします。

ブラッシュドは、メッシュの間もブラッシュドにする3Dブラッシュド、メッシュの間はブラッシュド以外の処理にする2Dブラッシュドとがあり、両者で見せ方、費用も変わります。

今回はメッシュの間も全てブラッシュドの3Dブラッシュドご希望です。





トップコートはキャンディー系ご希望も多いですが、今回はブラッシュドをそのまま表現するためにクリアーご希望でしたので、クリアーをパウダーコートします。



ピアスボルトは再メッキ加工します。

当社で再メッキしたピアスボルトは、以降の腐食防止の目的でパウダーコートクリアーで保護するようにしています。




最後に組付けをして完成となります。









リムはクリアー塗装無しなので、鏡のような映り込みです。