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表面ラグがない「全フラット仕様」の特注ゴムクローラーを受注

2026年9月19日
今回、表面ラグがすべてフラットで、溝のない特殊形状のバックホウ用ゴムクローラーをご注文いただきました。
一般的なゴムクローラーは、走行時のグリップ力を確保するため、表面に凹凸のあるラグパターンが設けられています。
しかし、使用する機械や作業環境によっては、一般的なラグパターンではなく、表面に凹凸や溝を設けないフラットなゴムクローラーが必要になる場合があります。



今回は市販されている通常品では対応できないため、専用仕様として製作することになりました。

特注ゴムクローラーの初回製作価格が高くなる理由
今回のような特殊形状のゴムクローラーは、通常品と比較すると初回の製作価格が高額になります。
その大きな理由が、ゴムクローラー本体だけではなく、製造に必要となる専用金型の製作費用が含まれているためです。
ゴムクローラーは希望する寸法を指定するだけで簡単に製造できるものではありません。
キャタ幅やピッチ、表面形状などに合わせた金型を用意し、その金型を使用して製造する必要があります。
そのため、特注品を初めて製作する場合には、

「ゴムクローラー本体の製造費+専用金型の製作費」

が必要となり、どうしても初回の価格は高額になりますが一度作った金型は再利用できます。

一方で、特注ゴムクローラーには大きなメリットもあります。
一度製作した金型は、次回以降の製造にも再利用することができます。
つまり、初回は金型製作費が必要ですが、同じ仕様のゴムクローラーを追加製作する場合には、新たに同じ金型を作る必要がありません。
そのため、3本目以降の製作では初回と比較して価格を大幅に抑えることが可能になります。
特注品というと「毎回高額になる」というイメージを持たれるかもしれませんが、継続して使用する機械や定期的に交換が必要になる用途では、初回に金型を製作することで、その後の調達コストを抑えられる可能性があります。
コマ数・長さが違っても同じ金型を利用できる場合があります
さらに重要なのが、キャタ幅とピッチが同一であれば、コマ数が異なるゴムクローラーでも同じ金型を利用できるという点です。

例えば、
「キャタ幅とピッチは同じだが、機械によって必要なコマ数が違う」
「同じ幅・ピッチで、長さの異なるゴムクローラーを製作したい」
といったケースです。
このような場合、コマ数や全長が違っていても、キャタ幅とピッチが同一であれば、すでに製作した金型を利用して製造できる場合があります。
そのため、一度金型を製作してしまえば、同じ幅・ピッチを使用する別の機械や別サイズへ展開できる可能性があります。
これは特注ゴムクローラーを製作するうえで大きなメリットです。

「1本だけ作る価格」ではなく、その後も考えて検討する
特注ゴムクローラーの場合、初回の見積金額だけを見ると、一般的な市販品と比較してかなり高額に感じることがあります。
しかし、その価格には今後も再利用できる金型を新たに製作する費用が含まれています。

一度金型を作れば、同一仕様の追加製作はもちろん、キャタ幅・ピッチが同じであれば、コマ数や長さの異なるゴムクローラーにも展開できる可能性があります。
そのため、

「初回の1本をいくらで作るか」

だけではなく、

「一度金型を作ることで、今後どのようなゴムクローラーを製作できるようになるのか」

まで含めて考えることが、特注ゴムクローラーでは重要です。
当社では、一般的な規格品だけでは対応できない特殊なゴムクローラーについても、寸法や使用条件を確認しながら製作の可能性を検討しています。

今回のような表面ラグのない全フラット仕様をはじめ、市販品では対応できないゴムクローラーをお探しの場合は、キャタ幅・ピッチ・コマ数などの情報をもとに製作可否を確認いたします。