単独事故で大破のテリオスキッドがレッカー入庫!車両保険無く修理不可
まずは車両を安全に下ろすため、レッカーの方にエンジンが始動するか、自力で動かすことができる状態なのかを確認しながら、荷下ろしの方法を検討します。
事故の状況を聞くと、路肩に車両が落ち、そのまま立木に衝突してしまったそうです。
事前にいただいていた情報では、足回りも曲がっており、タイヤはバースト。さらにエンジンからはガラガラという異音が出ているものの、少しなら動かせるかもしれないとのこと。
そして車両を下ろしてちょっとエンジンをかけて動かします。

実際に車両を確認していきますが、これはなかなか大きな損傷です。
まずは現状をもとに、おおよその修理費用を算出してみます。
当然ながら、かなりの金額になってしまいます。
オーナーさんからは「走れる状態にするだけなら、どのくらい金額がかかるか知りたい」というご質問もいただきました。
そこで、外装部品についてはリサイクルパーツを活用し、できるだけ費用を抑える方向で考えてみます。

しかし、今回の損傷は外装だけの問題ではありません。
足回りをはじめ、フロントバンパー、ヘッドライト、ラジエーターサポート、エアコンコンデンサー、ラジエーター、冷却ファン、エンジン関連のセンサー、ボンネットフードなど、走行するために必要な部分が広範囲に損傷しています。
つまり、見た目を気にせず、とりあえず走れるようにするだけでも、かなりの範囲を修理・交換しなければなりません。
私の見立てでは、今回の損傷箇所の約85%は修理しなければ、走行可能な状態には戻せないのではないかと思います。
リサイクルパーツを使ったとしても、部品代だけでなく、交換や修理にかかる工賃も必要になります。
こうした状況を踏まえ、今回は修理をせずに廃車にする方向でお話がまとまりました。
ただし、廃車の方法については、もう少し検討していただくことにします。
二次レッカーで一度ご自宅まで車両を戻し、買取店と交渉してみるのか。
それとも、このまま当社で廃車手続きを進めるのか。
当社も場所関係もあるので、オーナーさんには1週間待ちますのでその間に最終的な判断をしていただくことになりました。
事故による損傷は、修理すれば元に戻せるという単純なものばかりではありません。
車両の年式や価値、損傷の程度、修理費用、そして今後の維持費など、さまざまな条件を考慮して、修理するのか、手放すのかを判断することも大切です。
今回は残念ながら修理には至りませんでしたが、オーナーさんにとって少しでも良い選択ができるよう、最後までご相談に乗らせていただきます。













