FC型マツダRX-7 サビによりジャッキアップポイント周辺のフロア穴を補強修理
今回ご依頼いただいたのは、**フロアのサビ・腐食修理**です。
このRX-7は、オーナー様が購入してからずっと大切に乗り続けてきた一台。
これまで長くお世話になっていた工場もあったそうですが、今回「もう車検が取れない」「修理もできない」と言われてしまったとのこと。
そこで、腐食している箇所の画像をプリントアウトしたものと実車を持って、ご相談に来てくださいました。
実際に車両を確認してみると……



左右のフロントタイヤ後方にある\*\*ジャッキポイント(車をジャッキで持ち上げる際に使用する部分)\*\*周辺、そしてフロアには大きな腐食穴が。
さらにリヤ側も、ジャッキポイントの内側にあるフロアまで腐食して穴が開いています。
これは、ただ表面のサビを削って塗装するだけでは済みません。
しっかりと腐食部分を切り取り、新しい鉄板を製作して溶接し、必要な強度を確保しながら修復していきます。
まずはフロント側。
ジャッキポイントがフロントフェンダーの裏側にあるため、フロントバンパーと左右のフロントフェンダーを取り外し、腐食したフロアをカットする準備を進めます。

下から覗いてみると、腐食したフロアの向こう側にフロアカーペットが見える状態です。

ここまで腐食が進行していると、サビの上から鉄板を貼って塞ぐだけでは十分な修理とはいえません。
腐食した部分をしっかり切り取り、室内側からは\*\*フロアパネル(車の床部分を構成している鉄板)\*\*と、\*\*剛性パネル(ボディの強度を高めるための鉄板)\*\*の代わりになる鉄板を溶接し作成します
そして外側は、ジャッキポイントとして必要になる\*\*「ミミ」と呼ばれる部分\*\*も新たに製作。
「ミミ」とは、それぞれ構成される鉄板部品同士がまとめて接合されている部分です。強度を持たせたりするために使われます。
今回は、このジャッキポイント周辺の「ミミ」も腐食しているため、必要な形状に合わせて鉄板を製作し、少しずつ溶接しながら穴を塞いでいきます。

リヤ側も同様に腐食部分をカット。
必要な補強を入れながら鉄板を製作し、しっかりと溶接して仕上げていきます。
見た目だけを塞ぐのではなく、これからもジャッキポイントとして使用できるよう、**強度や荷重がかかる場所であることを考慮して**修理します。
さらに今回は、フロア修理と同時に**下回りの防錆塗装**もご依頼いただきました。
せっかくここまでフロアを修復するので、これからも長く乗り続けられるよう、下回りもしっかり防錆処理を施工します。



長年乗り続けてきた、大切なFC型RX-7。
「もう車検は無理」と言われた状態から、もう一度車検を取得でき、走行できる状態を目指して、しっかり修理していきます。
長年大切にしてきた愛車に、まだまだ乗り続けるための修理です。













